くじら動物病院では、以下の動物の診療を対象としています。
一般外科手術(整形、軟部など)、去勢手術、避妊手術のほか、難易度の高い特別な手術は他病院、大学病院と連携し、より安全で負担のない治療を行います。また外科手術だけでなく、退院後のケアも重視しています。
風邪、下痢、心臓病、肝臓病、腎臓病、糖尿病…など外見ではわかりづらい病気がたくさんあります。
より早く治療を開始するためにも、ご家族がお気づきになったことをお話しください。
小腸性下痢 | 大腸性下痢 | |
---|---|---|
1回の糞便量 | 増える | 変化なし |
排便回数 | 増える | 著しく増える |
糞便中に出血があった場合 | 黒色便になる | 下血、赤い血が混ざる |
糞便中の粘液脂肪便 | 消化不良の下痢の際に出る | 粘液が多く混ざる |
合併する症状 | 嘔吐、脱水、激しい体重減少 | 軽い脱水と体重減少 |
これらはあくまで目安です。また下痢でも症状の激しい場合や嘔吐などの合併症状がある場合は、命にかかわる事がありますので、早めに病院へ連れて行きましょう。
膚病にはアトピー、アレルギー性皮膚炎など治りにくい、または再発しやすいものがあります。原因に応じた薬とスキンケア(シャンプー等)を行い、「皮膚状態の改善」を目指します。
動物たちの高齢化に伴い腫瘍、ガンが増加しています。早期発見のための検診、様々なガンに対する外科的手術、抗ガン療法などを行っています。
最近増えつつある歯周病などの治療も対応しています。くさい、口をさわると嫌がる…などの口の悩みもお気軽ご相談ください。歯みがき以外にもご提案します。歯肉炎、歯周病予防にスケーリング(歯石除去)なども行っています。また、うさぎの歯科も対応しています。
犬では鼻水、くしゃみ、猫だといつもと食べ方が違う、口を気にしている、よだれが多い、その他、顔が腫れているなど症状がでたら重度の歯周病を患っている可能性があります。
犬猫以外の小動物は症状がでにくく、重症になってからご家族が気づくことが多いので、いつもと違う様子がみられた場合はお問い合わせください。また普段の生活での疑問などもお気軽にご相談ください。
フェレット |
---|
食欲低下・嘔吐/脱毛・体重減少/慢性の下痢・リンパ節の腫れ/なんとなく元気がない 痩せてきた/お腹が張っている |
うさぎ・モルモット |
---|
食欲低下/脱毛/口の周りの汚れ/陰部の汚れ/痩せてきた/眼が出てきた うんちの回数、量、形が最近変わった |
ハムスター |
---|
頬袋の脱出/手足の骨折/膀胱結石/子宮蓄膿症/腫瘍 |
鳥 |
---|
吐く、食欲がない、体を大きくしている |
カメ |
---|
甲羅の形がおかしい |
2021年10月から小動物の診療は予約診療とさせていただきます
当院を受診したことのあるうさぎの爪切りをご希望の方へ
各種機器を揃え、必要な検査によって異常の早期発見・治療に努めます。またワクチン接種、フィラリア予防などの適正時期もアドバイスいたします。
子犬 | 成犬 | |
---|---|---|
混合ワクチン | 1回目:生後8週 2回目:生後11週 3回目:生後14週 | 年1回の追加接種 |
狂犬病予防注射 | 生後90日齢以降に接種し、役所への登録が法律で義務づけられています | 登録後は年1回注射時期に通知状が届きます |
子猫 | 成猫 | |
---|---|---|
混合ワクチン | 1回目:生後8週 2回目:生後12週 | 年1回の追加接種 |
動物たちは、言葉で自分たちの病状をうまく伝えることができません。ご家族や周りの人が見て分かるほどの症状が出ている場合には、病気としては進行している場合があります。
ペットドックを行うことで、そういった病気でも早期に発見して治療や管理をしてあげることで、少しでも苦痛を減らし、快適な生活をさせてあげることができます。
さらには、健康な時にでも毎年データを更新することで、客観的に体の状態を把握することができますので、健康管理にも役立ちます。
5歳以下では年に1回、6歳以上では年に2回程度の定期健診を行うと安心だとも言われています。
身体検査 | 視診、触診、聴診などで全身をチェックします。 |
---|---|
尿検査 | 腎疾患、尿路疾患、肝疾患などの有無を調べます。 |
便検査 | 寄生虫の有無、腸内細菌の状態や炎症・出血などを調べます。 |
血球検査 | 貧血、炎症、血小板の異常など、血液中の血球の状態を調べます。 |
血液生化学検査 | 血液中の生化学物質の数値を検査することで、腎臓・肝臓などの病気、内分泌疾患(ホルモンの病気)、代謝異常などを調べます。またウイルス検査も対応しています。 |
レントゲン検査 | 胸部と腹部を撮影し、臓器の形や大きさの異常や腫瘍の有無などを調べます。また足腰の骨、関節の異常も検出します。 |
超音波検査 | 心臓病の検査にとても有効です。また他の機器ではわかりづらい肝臓、腎臓、脾臓などの病変を検出します。 |